家でだけ片付けができない!?子供の習性
① お家でのお片付け
「どうして、うちの子は片付けができないのだろう。おもちゃは私が毎回促さないと元に戻さないし、探し物ばかり、見つからないこともあるし…」私も含め、子育て中のお母さんの一番の悩みではないでしょうか(^^;
でも子供たちが「片付け」が苦手なのは当たり前のことです。
今まで、子どもたちが私が何も言わなくても自発的に片づけをしてきれいになった部屋になっていることを求めて、よく叱ったりしていました。でも、幼稚園の参観日に行ったときや児童館へ行ったときなどに、たくさんの園児たちが使う部屋の環境はどのようになっているのか見渡してみました。お弁当の時間になると、今まで使っていたマジックやお絵かき帳、ハサミなどがキレイに片付けられ、すっきりと片付けた部屋になっているのです。これは、おもちゃや文房具、絵本などの片付けの工夫がされているからです。
② 戻す場所が決められている「分類システム」
字の読めない小さな子供でも分かりやすいように、自分だけのマークや色分けでおもちゃ箱や棚の分類をしています。
③ お弁当や帰宅の時間という「制約の管理」
お弁当の時間やお帰りの時間という時間制約を先生から知らされ、その指示にしたがって、遊んだあとのおもちゃが元の場所へ戻されています。実は、こういう場所では片付けの「分類システム」と「制約の管理」が大人によって組み立てられて促されるなかで、子供たちはその命令に従っているのです。ご家庭でも2歳~5歳くらいのお子様であれば、同じ種類のモノをまとめる、同じ種類のグループで分けるという体験をさせてみましょう。
また「もうすぐご飯の時間!明日も遊べるようにおもちゃをおもちゃのお家へいれてあげようね」と声かけをしてあげてみましょう。2歳頃は、モノをまとめるだけのわけっこ体験が、いろいろなモノとかかわるうちに、色や形、大きさ、使用する人、収納する先、使用目的、そして自分の嗜好や好みで決めるわけ方を体験させてみることで子供自身も分ける意味に気付きます。
是非ご家庭でも、少しずつ分類システム、制約の管理で片付けをしてみてください。
④ 最後に…
掃除のしやすさや掃除道具の置き場所なども建築士としてそして収納アドバイザーとしてたくさんアドバイスをさせていただきます。そんな私がお客様と一緒に手掛けたお家の施工事例が下記のリンクからご覧いただけます。どうぞご覧ください。