御幣とは??何の意味があるの??【STAFF 櫻井】
舞鶴・高浜町・福知山・綾部でオシャレなデザイン新築・注文住宅を手がけているエコ・ビータです。
本格的に冬になってきました!
そしていよいよ年末ですね、クリスマス、大晦日イベントたくさんです。
そろそろ大掃除も始めないと・・・
さて今日は早めに本題へ・・・
今日は御幣のお話。
棟上のブログ書いたときに必ず出てくる御幣。
これは何??何のため??と質問がありましたので、今日は御幣について・・・
実はこれ新築だけでは無くてリフォームでも見かけます。
そうです、一度建てたらずっと家を全解体するまで屋根裏にいるんです。
この2つの御幣を見て「あれウチのと違うぞ??」と思われた方いらっしゃいませんか??
遠方より弊社ホームページをご覧頂きありがとうございます(笑)
この「おかめさん」が付いてるのは一般的には京都だけなんです※所説あり
なぜ京都の御幣には「おかめさん」が付いているのか??
それはそれは、悲しい由来があるのです。
昔々、京都の千本釈迦堂を建てる時に有名な棟梁が工事をすることになりましたが大切な柱を誤って短くしてしまいました。
ひどく落ち込んだ棟梁を見かねた妻の「おかめさん」がアドバイスを送り無事に完成させました。
しかし
女性のアドバイスに頼った棟梁となっては恥ずかしい!と「おかめさん」は自害してしまいます。
それから棟梁は上棟の日に亡き妻の面を御幣に飾るようになったと言われています。
なんと悲しいエピソード・・・
それでは、この御幣には何の意味があるのか??
10年ほど前に調べたのですが、内容が変わってました。
今は工事の安全を祈願して建っています。
たくさんの諸説ある中で10年前に色々調べて面白かったのを紹介します。
家を見守っている神様はたくさん家があるので、大変です。
毎日、色んな家を覗いては無事かどうか見回ってくれています。
常にあっち行ったりこっち行ったりするため、身軽で無ければなりません。
でも悪者がいたら戦って追い払わないといけません。
そこで、各一軒づつに武器を配置しようと思いつくわけです。
そうです、
御幣
です。
これで身軽!安心!
おかめさんエピソード知ってからこれを知ると何とも言えない気持ちになりますね・・・
まあとにかく、御幣が工事中からずっとお家を見守ってくれているんですね!
色んな建築の知識はたくさんあります。