カバちゃん先生の住まいづくり講座vol.11
舞鶴でオシャレなデザイン新築・注文住宅を手がけているエコ・ビータです。
~「向き」によって「住み心地」はどうかわる?~
住宅の相談の中で多いのは「日当り」があります。「南向き」はポカポカ、「北向き」はヒンヤリなんてイメージはありますが、洗濯物を乾かすためのベランダを作るならば「東向き」と「西向き」どっち?なんて質問を受けます。そこで、今回は「日当り」と「住み心地」について私なりに整理してみようと思います。
【東向き】朝の日差しがたっぷり入りますが、午後からは日が差さなくなる。
【西向き】部屋に日差しが届くのはお昼過ぎからですが、その後日没まで日当たりが期待できる。
【南向き】東南か南西かで若干の違いはあるものの、室内に日が差込むトータル時間が最も長い。
【北向き】1日中日当たりが悪いので冬は寒く、湿気も多いのでカビが生えやすいが、日照が一年中 大きく変わらず、美術館などモノを鑑賞するときの自然採光は北から摂るので、アトリエなどは北向き」の部屋が良い。
ここで「ワンポイントアドバイス!!」
【ポイント1】 南向き以外の住戸には、個性的な家が多い」
南向きが十分確保できるなど条件がいい場合は、意外と単純なプランになりがちです。条件が悪くなるほど、特別な工夫が凝らされます。コートハウスやトップサイド窓など建築的な工夫がされ個性的なデザインの素敵な家になります。
【ポイント2】東向きと西向きなら西向きのほうが明るい
かつては東向きを好む人が多かったのですが、今は西向き住戸の人気が上昇中。というのも、東向
きは早朝から日が射すといってもまだ寝ている人が多い。東向きと西向きなら西向きのほうが明るい。洗濯物干し場もどちらかといえば「西向き」をお薦めしています。
【ポイント3】北向き住戸になるときは窓を大きく、多い住戸を
まったく日が射さない北向きの部屋ですが、大きな窓が設けられていれば、暗さは感じないもの、大きな窓を設けても、陽射しも熱過ぎず、一年を通して落ち着いた空間になります。
日当たりを決めるのは向きだけではありません。周囲の建物や、バルコニーや庇の構造、階高、室内の色、なども、感覚的なものを含め日当たりに影響します。天気の日、曇りの日、雨の日現地で思いを巡らしてみてください。きっと、あなたの「素敵な暮らし」が見えてくるはずです!
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