カバちゃん先生の住まいづくり講座vol.10
舞鶴でオシャレなデザイン新築・注文住宅を手がけているエコ・ビータです。
~自然素材を活かした住まいづくり~
最近、自然素材についての関心が高まっています。ホルムアルデヒドなど、化学物質が原因で健康を損なう人が年々増えている中、自然の素材を原料とした、人間や環境にも優しい「自然素材」が注目されるのは当然のことかもしれません。「自然素材」という言葉を耳にしたことがある人は多いと思いますが、では自然素材とは何なのでしょうか?
一般的には、化学物質を使わず、自然の原料で作った人間に優しい素材というイメージをもっている方が多いのではないでしょうか。
しかし、現実には自然素材と呼ばれているものであっても、一部の製品には化学物質を含んでいるものもあります。
例えば、シックハウスに対する予防策として亜麻油、ひまわり油などの植物性油を主な原料に用いたいわゆる自然塗料が、普及しはじめています。多くの自然塗料が「原料が植物油なので安全」と銘打って販売していますが、あまり知られていませんが自然塗料は乾燥中に植物性油中の成分が化学変化を起こしもともとは含まれていないホルムアルデヒドが発生する場合があるそうです。そうなると、自然塗料=安全な塗料・体に優しい塗料とは必ずしも言えないのです。
しかし、こうしたことについて消費者に必ずしも十分な情報が提供されないまま自然=安全というイメージで商品が販売されている場合もあります。また、自然の原料であっても、人によってはアレルギー症状をおこすものもあります。折角、自然塗料を使ったのに体調が悪くなったのでは意味がありません。
最近、特に脚光を浴びている塗料で、自然塗料をベースにしてそれに樹脂などの化学物質を加え、匂いが少なく、人体への害がほとんどない「自然環境にやさしい塗料」もあります。
私たちは、建築に無垢材を使用しても、健康を害することは勿論のこと、断熱性など住宅の基本的な性能を損ったり、経年劣化により耐久性を著しく落とすことのないように、自然素材だけに拘らず、適材適、プロの目で素材を選択し、「自然素材を活かした住いづくり」を目指しています。
自然素材で出来た「カリフォルニアスタイルの家」の見学会が9/14.15日にグランドオープンします。実際に見て、感じて頂ければと思います。
詳細はこちらをご覧ください。
https://eco-vita.co.jp/2020/event/20190914/