耐震 金物についてⅡ【staff:井関】
舞鶴でオシャレなデザイン新築・注文住宅を手がけているエコ・ビータです。
久々に雨が降りましたが、天気予報は明後日から曇/晴が多く、また暑い日が続きそうですね。。。
現時点での今後一週間の予想最高気温の平均は34℃です。くれぐれも熱中症に気をつけてください!
前回ブログに続き、耐震のことについて説明したいと思います。
接合部の金物についてですが、以下に出てくる金物はエコビータで使用することが多い㈱タナカ製のものになります。
算定結果により接合部で(い)と出た場合は、かすがいを使用します。
本体の写真と、エコビータでの施工写真です。
軒桁と柱の接合部にかすがいを取り付けています。
この上に合板を張るのですが、かすがいの断面は三角形になっていて、施工後
表面が平らになるので金物がその後の施工の邪魔にならないように考えてあります。
僕が学生の頃の実習では、かすがいは断面が円のものを使っていて、かなり叩き込まないと凹凸ができていたので、
入社当初にこのかすがいを見たときは「作った人頭いいな~」と一人で感激していました。笑
弊社では最近は小屋梁と小屋束の接合に使用することが多いですね。
算定結果により接合部で(ろ)と出た場合は、スモールコーナーを使用します。
本体写真と施工写真です。
スモールコーナーは(い)(ろ)に対応しています。
決まっているのは金物だけではなく、留める際に使用するビスも指定されたものを使います。
このビスも、算定結果により長さや太さが変わります。
算定結果により接合部で(は)と出た場合は、コンパクトコーナーを使用します。
本体写真と施工写真です。
コンパクトコーナーは(い)(ろ)(は)に対応しています。
スモールコーナー同様、土台と柱の接合部に使用しています。
パッと見た感じ似ていますが、使用ビスの本数が1本増え、さっきは赤いビスだったのに対して
今度はシルバーのビスです。金物本体も上に伸びています。
必要耐力が大きくなるにつれて、金物本体やビス自体も大きく、増えるというイメージです。
(い)~(は)まで説明しましたが、(は)で使える金物と言うことはそれ以下の
(い)(ろ)にも使うことができます。
算定結果に合わせて施工しますが、金物の種類が多いと施工ミスを誘発してしまうので、
ミスを減らしたり金物施工にかかる時間を短縮したりするために、使用する金物を
できるだけ同じものにする場合もあります。
三種類の金物を説明しましたが、同じ算定結果でも使う金物はひとつではなく、
いろんな種類の金物を状況によって使い分けます。
(は)以降もたくさん金物がありますが、次のブログのネタにしたいので今回はここまでにしたいと思います。笑
明日からお盆休みに入られる方が多いと思いますが、旅行やお出かけ混雑しそうです。。。
くれぐれも事故や怪我の無いようにお過ごしください!