カバちゃん先生の住まいづくり講座
舞鶴でオシャレなデザイン新築・注文住宅を手がけているエコ・ビータです。
~ペレットストーブっていいね!~
寒い季節になりましたね。あなたの家の暖房器具はなんですか?灯油ストーブ、ガスファンヒーター、電気エアコン。暖房器具の選択肢は色々あっても、燃料に「木」を使うストーブはその選択肢に入っていますか?火で暖をとるなんて昔話の世界みたいだけどペレットストーブなら、あなたの家でもそんな暮らしができるかもしれません。
環境にも暮らしにもやさしい 暖房機
ペレットストーブとは「木質ペレット」(おが粉やかんな屑など製材副産物を圧縮成型した小粒の固形燃料のこと。)を燃料とするストーブのこと。ペレットストーブは自然エネルギーである木質ペレットを燃料とする、環境にも暮らしにもやさしい 暖房機です。CO2削減に大きな効果が期待できるペレット燃料は、再生可能な地上資源として、地球温暖化問題の解決策としても注目されています。少量の電気を使用することで、着火消火がスイッチひとつで可能になり、燃料供給も自動で行われます。給排気が電気でコントロールされるため、燃焼効率は85~90%まで達成されました。不完全燃焼のときに排出する一酸化炭素は限りなくゼロに近く、排気がクリーンです。火力が強く寒冷地の暖房に向くが、機器が大きいこと、微妙な火力調整が苦手なことが欠点であり、日本の都市部の住宅ではオーバースペックになりがちであった薪ストーブに変わるものとして注目され、炎の見える暮らしを街中で手軽に始めることができます。以前は、ペレット自体が入手困難であったために日本ではあまり普及していませんでしたが、近年は化石燃料の高騰、ペレットストーブが低価格化かつ、高性能化し細かな温度調整も可能になったこと、ペレットが入手しやすくなったこと、などの要因も後押しして、普及しつつあります。また、ペレットストーブの購入に助成金あるいは補助金を設ける自治体もあります。
ペレットストーブ一時間運転するのに必要なペレットの消費量は、1kg=約45円です。1日8時間使用する場合、一ヶ月の燃料代は10,800円となります。+電気代が月に数百円かかります。(消費電力:着火時300~400W 稼動時100W未満)+ペレットを宅配してもらう場合は配送料がかかります。灯油と比べると、発熱量換算では「灯油:約8500kcal/1L ペレット:約4500kcal/1kg」とされています。灯油1Lの熱量に相当するペレット量は2kg。現在、灯油価格は1L=約100円ですので、ペレット2kg=90円の方が灯油より若干安い計算となります。